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【2019/3】ミュージカル「トリッパー遊園地」楽曲制作




【あらすじ】

2019年、ここは90年続く老舗の山ノ内遊園地。IT化が進んだ今の世の中に取り残され、社長である山ノ内マサヒロ(河合)の一存で、リゾート施設ビルへの経営転換が進められている。遊園地で時代の変遷を見守って来た整備士の寅吉(榎木)の勧めで、マサヒロがしぶしぶ遊園地のシンボルである観覧車に乗り込もうとすると、そこにマサヒロと瓜二つの男が現れる。男は太平洋戦争末期、南の島で戦死したマサヒロの親戚、山ノ内正彦。男に「身体を貸せ」と言われると、ほどなく勝手に身体が動き出し、観覧車に乗ると雷鳴が・・・。

マサヒロが目を覚ますと。そこには閉園しているはずの遊園地で人々が楽しんでいる。従業員もなぜか知らない顔ばかり。そんな時、空襲警報が鳴り響く。ここは、太平洋戦争の真っ只中。1944年の山ノ内遊園地だった。マサヒロは、この遊園地で瓜二つの山ノ内正彦として生きていく。統制が厳しい戦時中でも、なんとか遊園地を運営しようとする経営者のマツジ(渋谷)と妻のユキ(純名)。戦争下の中でも経営を続けている遊園地、そして一向に自分の元に招集令状が来ないことに疑問を抱く、マツジの弟・ショウヘイ(辰巳)。そして、遊園地を彩る活弁士トメ(いしの)やその娘ハル(惣田)たちとの関わりから、マサヒロは遊園地のあるべき姿、人々が楽しめる場所の大切さに気づき出す。しかし、終戦間近となった頃、ショウヘイにもついに赤紙が届き、マサヒロは遊園地を託される。ショウヘイは出征して数日後、鳴り響く空襲警報の中、遊園地とみんなを守ろうと奮闘するマサヒロの決断は・・・。

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