【あらすじ】
時は寛永19年(1642年)、徳川三代将軍家光公の治世。千里眼の異能を持つ千里丸は、天海大僧正に仕える忍者として、ただ命じられるままに生きていた。聖徳太子が遺した「太子未来記」を手に入れよと命を受けた兄貴分の士郎左とともに動く中で、それが収められている四天王寺の執行長道啓や、銅商人の泉屋理兵衛、そして自分と同じく異能を持つ紅羽やその兄の巽らと出会う。未来記をめぐって交錯する様々な思惑の中、大坂の町でそれぞれの持つ正義に触れ、千里丸は自分自身の存在・生き方に疑問を抱き始める。
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